妄想炸裂劇場「傘の神様」
ある日の体育館。
大雨洪水警報が出ている中、大会が開催されていた。
土砂降りの雨の中、
ある男が体育館を後にしようとしていた。
ある男は玄関の傘立ての前に来て立ち止まる。
そして、よく似た2本の傘を前にして迷った顔をした。
すると突然、「傘の神様」が現れた。
そしてこう言った。
「そなたの傘はこの新品の傘か??
それとも、よく似てはいるが、
この骨折れ傘か??」
ある男は言った。
「神様、私の傘はこんなボロッちい傘ではなく、
その新品の傘です!!」
神様は言う。
「ならば、迷わず持ち去れい!!」
ある男は嬉々として新品の傘をさし、
土砂降りの雨の中、体育館を後にした。
めでたしめでた・・・
(えっ??まだ終わってない?? ・・・失礼失礼)←天の声
・・・
熱き雨に時はながれて・・・
しばらくして、
大会が終わったのか、役員のごとき男が現れて、
まだ雨の降る中、体育館を後にしようとした。
そして、傘立てに残る一本の傘を前にして
立ちつくした。
「まっ、間違えるにも程がある・・・(- -;)」
男が置いた傘は新品のはずだった。
(なぜ新品かって??それは先日パクられたからですよ!!)←天の声
しかし、そこにあるのは・・・
よく似ちゃあいるが、ボロい骨折れ傘・・・
「神様、私の傘はこんなボロい骨折れ傘ではありませんよお!!
よく似てますけど(T T)」
男のもとに傘の神様が現れることはなかった。
めでたしめでたし。
※この物語は妄想と事実が混在したフィクションです(笑)