ペコロスの母に会いに行く
私の仕事で、
業務内容のひとつに「文書受付」というものがある。
上層部から送られてくる公文書、パンフレット、リーフレット
企業からのダイレクトメール。
紙でメールで、毎日毎日膨大な量を受け付ける。
パンフレットやリーフレットなんて、
毎日腐るほどくるわけで、
そんなの来ても、受け付けている私は見たくもないわけで、
DMに関してはそのままリサイクルボックス行き(要は廃棄ですな)
そんななかで、心待ちにしている冊子があった(ある)。
「ながさき県民大学 講座のご案内」
まあ、要は長崎県教委が運営する文化サークルの紹介冊子なんだけど、
表紙を含めそこかしこに使われるユーモラスな4コマやイラストがものすごくよくて、
冊子がきたら、講座紹介そっちのけで4コマとイラストばかり読んでいた。
ひとしきり読んだら受付印を押して回覧にまわす(笑)
4コマを書いているのは岡野雄一さん。
「笑い」をライフワークにしてるわたしは、
最近では「笑い&癒し」をテーマにしている私は、
ものすごく尊敬している。
- 作者: 岡野雄一
- 出版社/メーカー: 西日本新聞社
- 発売日: 2012/07/07
- メディア: 単行本
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自費出版本から発展し、
全国に発売された「ペコロスの母に会いに行く」が大ヒット。
あれよあれよと話が進んで「ペコロス〜」は映画化。
漫画の実写映画化に良い前例がないので、
ものすごく不安があったけど、
良作が出来上がることを信じて1年以上待ち続けた。
名匠、森崎東監督の手による本作は、
歴史に名を残す超大作ではないけれど、
幸せな気持ちになることができて、
気持ちよく笑えて、
そして泣ける、
ささやかな良作であった。
ドラマチックな展開なんてなにもないけど、
人生はある意味面白く、見方によって面白い
って、だれの言葉でもない私の脳内妄想格言ですけど、
いつも私が笑いを作るときに感じているこのことを、
あらためて感じさせてもらった。
私もなんでもない日常の中に、
愉快な笑いを見出していきたい。
ま、
どしろうとの、落書き書きブロガーのたわごとではありますが・・・
いよいよ明後日で公開終了です。
観たくなった方は、お早めに。