疑わしきは罰する
妙な話になってきた。
スポーツにおける薬物使用の話。
先日プロ野球で初めて禁止薬物検査に基づく、
処分が発表された。
発毛剤に含まれる成分が筋肉増強剤(ステロイド?)
の痕跡を消すらしい。
痕跡を消すその成分も禁止薬物指定らしい。
で、某球団の選手が、
痕跡を消す薬物の陽性反応があったとのこと。
禁止薬物だから使用したら処罰されるのは当然のこと。
しかし・・・妙な話だ。
ドーピング予備罪みたいな・・
薬物使用を根絶するためにスポーツの世界では
「疑わしきは罰する」が当然の考えになってきている。
今年のツール・ド・フランスでは、
「ドーピング検査から逃げていたのではないか??」
ということが発覚した選手が失格となった。
最近の自転車レース界では
薬物使用にかかわるスキャンダルが後を絶たない。
いたちごっこの末に
本末転倒の妙な話になってきているような気がする。
ここで誤解のないように言っておくが、
薬物使用してしまう選手たちの心情を
肯定しているわけではない。
また、
薬物使用の問題においては、
根絶できない方が悪いのではなく、
使用する方が悪い