プジョー106の秘密のガレージ

プラモ、自転車、プジョー106、きままなブログ

1月11日晴れ


1月10日、雪
チーム○マで観光。
※チームだったんですよ(笑)
それだけで、一日分埋まるくらいだけど、
その内容は機会があれば。



1月11日、朝、曇り。
指宿にて午前九時。
いよいよスタート。
参加者2万人超。
スタートラインをまたぐのに7分かかった。


その後も人、人、人で、
思うようにスピードを上げられず。
なんと、5キロ地点で50分経過(いつもなら35分程度)
10キロで1時間20分。
15キロで2時間・・・
この時点でゴールタイム云々について考えるのはやめた。


15キロ地点に向かう途中、開聞岳が見えた。

特攻隊が最後に見る日本の景色だったかもしれない。
レース中、どんな美しい景色にも惹かれることはないが、
ここだけは違った。


中間地点約21キロ地点、2時間45分。
まだ足の自由はあった。
30キロ越すまで自由がきいてくれれば、
あとは野となれ山となれ・・・


ところが、
度重なるアップダウンの波状攻撃に、
確実に体力は奪われ、
25キロ地点を越す頃には、
足の自由は無くなり、ペースの調節が出来なくなった。
つまり、トコトコ走るか、歩くか、止まるか。
気力の戦いは、意外に早く始まった。


30キロ地点、4時間。
健脚のランナー達が大量にゴールしている時間。
トコトコトコトコ、走るか、歩くか、止まるか、
葛藤しながら走る。
ふと、横をみると、早歩きの人から抜かれる。
歩くより遅い(笑)
ショックは・・
不思議とない。
8月
トコトコ走りで、アイアンマンチャレンジをはじめた頃、
歩いているおじいちゃんに抜かれていたことを思い出す。
思い出し笑い。
これでいいのだ。


35キロ通過
足がけいれんしている。
足がつる→ストレッチ→走る→足がつる
これを繰り返しゴールに向かう。
一部激坂(300m程度)を除いては歩いていない(笑)


練習の時は35キロ地点で歩けなくなった。
まだ走っている。
嬉しかった。


あと5キロ
気力も体力もギリギリのところで走る。
不思議と歩こうとは思わなかった。


相変わらず、
早歩きの人に抜かれる。
これでいいのだ。


トコトコトコトコ
ゴール。

笑顔なし。
(心は笑顔)
嬉しかった。


ずっとマラソンが恐かった。
はじめてのハーフで脱水を起こし、
半日近く起き上がれなかった。
ハーフを超えたその先にある地獄が、
ずっと恐かった。
そして今日。
地獄はあった。
確かにあった。
でも、もう恐くない。


チャレンジは続く。
アイアンマンへの道は続く。
先はまだ長い。