プジョー106の秘密のガレージ

プラモ、自転車、プジョー106、きままなブログ

風は西から


村上由佳さんの「風は西から」を読んだ。



ミステリー小説しか読まない
と、公言してるけど、
それもくずれてきていて、
ミステリーじゃないものにも、
実はけっこう手を出してる。


でも、なんにでも手をだすわけじゃなく、
あえてジャンルわけするなら、


「スカッとする」系の小説。


たとえば、池井戸潤さんとか。


今回のは村上由佳さん。
実はこの人の本、読むのは初めて。


「王様のブランチ」で紹介されてるのを見て、
ものすごく読みたくなって、
書店でみつけて衝動買い。


この本はかならず「スカっと」できるって、
確信があったから。


結果、
スカっとした。
「ざまあみやがれ!!」って気分にしてくれた。
さわやかな気分になった。


内容は実は重い。
過労自死そして、残された人たちの
ブラック企業との戦いを描いている。


はっきりいってしまうと、
某〇タミのことをモデルにしている。


内容が重いだけに、
心して読んだほうがいいという思いもある。
けれど、小説ってのは社会勉強でも修行でもないし、
たとえ事実をモデルにしてても、
それは娯楽だから。
テーマがなんであれ、
楽しめてなんぼのものだから。


楽しく読ませてもらった。


スカっとしたい場合は、
おすすめできる。
前半じっと耐える必要もあるけれど。