プジョー106の秘密のガレージ

プラモ、自転車、プジョー106、きままなブログ

ボトルネック


ボトルネック (新潮文庫)

ボトルネック (新潮文庫)


昼休み限定で本を読んだ。


ボトルネック」面白かった。


なんというか、
よくまあこんな面白い設定を思いついたものだ。


一応ミステリーなんだけど、
驚愕の結末もないし、どんでん返しもない。
伏線はあれど、ミスリードはない。


主人公が置かれた状況の意味が、
物語が進むにつれてじわじわとわかってくる。
なんとなくわかってくる。
主人公に近いものを感じた私は、
ラストはある意味怖かった。


ハッピーエンドなのか、アンハッピーエンドなのか、
明確には示されない。
それだけに余韻が残る。


後引く物語を読みたい方にはお勧めする(どういう勧めかただ・・・)


余韻が残るミステリーっていえば、


サクリファイス (新潮文庫)

サクリファイス (新潮文庫)

サクリファイス


これも後引く物語だったなあ・・・
(こっちは一応ハッピーエンドなんだろうけど)