妄想炸裂ミステリー 〜そして誰もいなくなった〜
昼下がり、
まちはずれのコンビニ。
レジには若い女性の店員。
店内に客はいない。
客が入ってきた。
フルフェイスのヘルメット!!
田舎のコンビニでは注意されたりされなかったり。
「いらっしゃいませ!!(^ ^)」
店員が明るく元気に言った。
客はレジにまっすぐ進んだ。
「揚げたてのから揚げはいかがですか??(^ ^)」
定期的に言うように店長に言われていた。
「○×△!!」
客が何かしら店員に言ったようだ。
フルフェイス越しなんで、まわりには聞こえない。
店員には通じたようだ。
店員はすぐさま答えた。
「はい!!(^ ^)」
心なしか笑顔がぎこちない・・・
・・・
一瞬の沈黙
「○×△!!」
「はい!!(^ ^)」
・・・
一瞬の沈黙
「○×△!!」
「はい!!(^ ^)」
「○×△!!」
「はい!!(^ ^;)」
・・・
なんだかどちらも困っているようだ。
「○×△□▽!!」
客はさっきまでの言葉になにかつけたしたようだ。
「はい!!(^ ^;)」
「○×△□▽!!」
「はい!!(^ ^;)」
・・・
客の言葉に店員は「はい」と答えるばかり・・・
・・・
「お〜い!!」
奥から年取った男の声が聞こえた。
店長だ。
「は〜い!!(^ ^)」
奥にいる店長のところに駆け寄った。
「おっ!!いい返事だね〜!!
さっきからいい返事が聞こえてたけど、なんかあったの??」
「あのお客さん、私の名前を呼ぶんです!!(^ ^;)
しかも、呼び捨て。失礼ですよね〜!!
で、ちゃんと返事してるのにまた呼ぶんですよ〜!!」
「へ〜、それで??(- -;)」
「しまいにゃあ、私の名前が正しいかどうか確かめるんですよ
変なの〜(^ ^;)」
「・・・(- -;)」
「どうしました??店長。
冷や汗かいちゃって・・(^ ^;)」
「横瀬君!!それは強盗だ!!(- -;)」
「うそだ〜!!(^ ^;)」
「奴はなんと言っていた??(- -;)」
「横瀬!!って、返事してるのに何度も。
しまいにゃあ、横瀬かね??って(^ ^;)」
「横瀬君、たぶん、君はこころの中で字を間違えとるよ(- -;)」
「よこせ よこせ よこせ よこせかね
・・・
・・・・??( ̄Д ̄;)なぬぅっ!!」
店長が店内をのぞいたら、
強盗はもういなかった。
そして誰もいなくなった・・・
※この妄想は99パーセントフィクションです。