みごとに餌に食いついた男
善く敵ヲ動カス者ハ、コレニ形スレバ、敵必ズコレニ従イ、
コレニ予ウレバ敵必ズコレヲ取ル
用兵に長けた者は、敵が動かざるをえない体制をつくり、
有利な餌をばらまいて食いつかせる。
〜孫子の兵法より〜
今日は研究団体の会合だった。研究発表時の発表者を決めた。
発表者は壇上にたって研究の内容を聴衆に向かって発表する。
晴れの舞台ではあるが、そんな緊張する仕事はだれもやりたがらない。
まずは自薦。それでいなければ他薦。最後はアミダくじ・・
事態は急展開する。
「○△×の理由で私はできません」
「私はこの仕事が忙しくて」
一人また一人とぬけていく・・・
ふと周りを見渡した・・・ふと気づいた。
「俺が一番のぺーぺーじゃないか!!」
ぬかった!!わたしは追い込まれていたのだ。
諸先輩方を差し置いてはできない・・と考えていたが、
諸先輩方の手を煩わせないように・・・状況はそうなっていた。
ふと隣をみるといつもお世話になっている先輩が
わたしに微笑みかけていた。
見事にわたしは餌にくいついたのであった(^ ^;)
若いっていいな〜(実はそんなに若くない)