お座敷自転車・・

これはロードレーサーという自転車である

雨よけもない。普通の靴では乗ることもできない。ただ速く走るためだけに作られた自転車で。パンク修理は自転車屋さんで拒否される。そのためすべての修理、手入れを自分でできなければならない。

私は実は自転車は2台所有している。1台はすべてのパーツにこだわって作ったもの。この写真のものはレースに出るため、乗りつぶすことを想定して作った1台。

ハードユースのために生まれてきた一台

　この自転車はかわいそうなくらい酷使した。写真ではわかりづらいだろうがサドルは磨り減っており、クランクは削れてすでにメーカーのロゴは見えない。出場したレースの車検シールもどれもぼろぼろにはがれた。メーターを最初からつけてたらすごい距離になっていたことだろう。

ただいまお座敷に鎮座中

この自転車はいまではほとんど乗ることもなく、お座敷自転車となっている。部屋の中にある自転車にはやはりさびしさが漂う。私の青春が詰まった一台、いまでもそのころと変わらない走りをしてくれるはず、しかし乗り手の私の方は・・・・