好評により?再登場
よゐこのじてんしゃきょうしつ②
第1回目は風圧という自転車にとって大きなネガティブ要素について
説明しました。それによって出来る集団と逃げの関係については、
ご理解いただけたでしょうか。
今回は自転車にとってもう一つの大きなネガティブな要素である
登りについて説明します。
自転車で坂を登るのはきつい。これは誰しも思うことです。
自転車レースにおいても上りは避けて通れません。
さて上りはどのような人が早いのでしょう。
それは簡単に言えば軽い人です、または無駄な筋肉が無い人です。
太っていれば上りは遅いこれは理解できるでしょう(^ ^;)
ほとんど無駄のない体型をしている自転車選手にも
がっちり体型の人もいればスラリとた人もいます。
がっちりした人は大体平地ではやい人が多いのです。
スラリとした人はのぼりで早い人が多いのです。
あるレースで平地を集団で走ってきたとしましょう
のぼりに差し掛かると当然すべての選手のスピードが落ちます。
スラリとした人は落ちる度合いが小さく
がっちりした人は落ちる度合いが大きいのです。
落ちる度合いが少ない人はこの現象から登りのスペシャリストと
呼ばれるようになります。
落ちる度合いが大きい人は平地のスペシャリスト(^ ^;)と
呼ばれるようになります(笑)
のぼりでは風の影響は皆無に等しく自分の力が頼りです。
だから上りが得意な選手はのぼりが始まるとこぞって
先を争うようになります。この現象をアタックと呼びます。
風の影響をうける平地と違い先に行こうとするライバルに
おいていかれたら、もう勝利はありません。
もしもゴールが山の頂上ならば
先を争う上り好きな人たちの集団から遅れたらもう勝ちはありません。
上り好きの人たちの集団を出し抜いてアタックしても追いつかれたら
他の人よりも疲れただけということになります。
上り1つをとってもやはり駆け引きがありおもしろいです。
よゐこのじてんしゃきょうしつ③に続く